飛距離が落ちてきた方へ
「昔は240ヤード飛んでいたのに」——そう思っているゴルファーは多い。しかし諦める前に、一度シャフトを見直してほしい。原因の多くはスウィングではなく、「10年前に合わせたシャフトが今の自分に合わなくなったこと」にある。道具を合わせ直すだけで、まだまだ飛ぶ。
「飛ばなくなった」3つの原因
ヘッドスピードの低下
年齢とともに筋力・柔軟性が変化し、スイングスピードが落ちる。これは自然なことで、なんら恥ずかしいことではない。
✓ シャフトで解決できる: シャフトを軽量化・低フレックス化することで対応できる。ヘッドスピードが落ちても「シャフトに合わせる」ことで飛距離を維持できる。
シャフトが重すぎる・硬すぎる
10年前に選んだシャフトが今の自分には合わなくなっている。S→Rへ、70g→60gへ変える「降格」は決してネガティブではない。
✓ シャフトで解決できる: 今の自分のHSに合ったシャフトに見直すだけで、飛距離・方向性の両方が改善することが多い。
ヘッドのロフト角が合っていない
打ち出し角が低すぎる・高すぎる場合、ヘッドのロフト角も見直しが必要なことがある。
△ シャフト以外も要確認: シャフト交換と合わせて、ヘッドの見直しも検討する。ただしまずシャフトからアプローチするのが費用対効果が高い。
こんな症状があれば、シャフトを見直そう
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インパクトでシャフトが硬く感じる・手に響く感じがある
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フォロースルーで腕が疲れる・振り切れていない感覚がある
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以前に比べてスライスが増えた(硬すぎるサイン)
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ヘッドが遅れて届かず、右プッシュが多くなった
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現在のシャフトをいつ購入したか覚えていない(5年以上使っている)
HS別・おすすめスペックの目安
「フレックスを落とす」「重量を下げる」——これはネガティブな変化ではない。今の自分に最適なスペックに戻すことで、スコアも体への負担も改善する。
HS 38〜42m/s
50代前半・以前はSを使っていた
まずSRを試し、もう少し軽さが欲しければRへ。重量を一段階落とすだけで振り切り感が格段に変わることが多い。
HS 34〜38m/s
60代・以前はRを使っていた
50g台の軽量Rが扱いやすい。弾道を高くしたければ先調子を選ぶと球が上がりやすくなる。
HS 30〜34m/s
70代・飛距離よりコントロール重視
Aフレックスは「高齢者向け」ではなく「HSが低い方向け」の設計。先調子で高弾道を出せれば、コースでのスコアは十分戦える。
よくある質問
Q. シャフトを軽くすると、ショットが不安定にならないですか?
A. 軽くしすぎるとブレる可能性はあります。一段階ずつ落としながら試していくのが安全です。現在70gなら次は65g、60gという順番で試してみてください。急激な変化より段階的な調整が安定につながります。
Q. フレックスをRに落とすと、飛距離が出なくなりそうで怖い
A. 逆のことが起きる場合が多いです。硬すぎるシャフトはインパクトでヘッドが返りにくく、エネルギーが効率よくボールに伝わりません。自分のHSに合ったフレックスを使う方が、飛距離・方向性ともに改善するケースが多いです。
Q. 何年に一度くらいシャフトを見直せばいいですか?
A. 明確な正解はありませんが、「5〜7年ごと」もしくは「飛距離が急激に落ちたと感じたとき」が一つの目安です。スイングが大きく変わったタイミングも見直しの良い機会です。
Q. ヘッドはそのままでシャフトだけ変えてもいいですか?
A. もちろんです。リシャフトとはまさにそれです。気に入ったヘッドのシャフトだけを今の自分に合ったものに交換することで、長く同じヘッドを使い続けることができます。